インフルエンザとは、主に冬季にかけて起こるウイルス性の呼吸器疾患で、罹患は全年齢にみられます。また、小児・高齢者は抵抗力の関係で重症化しやすいとされています。ウイルスにはA・B・C型があり、一般的に「インフルエンザ」と呼称されるのは、A型(ソ連型と香港型)とB型です。インフルエンザウイルスは飛沫感染により、「ヒトからヒト」への感染があるので、予防・治療はもとより、他社への感染にも配慮しなくてはいけません。
インフルエンザは風邪と同じく発熱等の症状を伴いますが、インフルエンザを起こすウイルスは風邪を起こすウイルスとは異なるものと考えてください(基本的に、風邪より症状は重くなります)。インフルエンザウイルスが鼻やのどの上気道などの粘膜に感染して起こる病気で、外気感染・罹患者からの飛沫感染により発症します。
●ワクチンの接種
インフルエンザのワクチン予防接種は、不活性化ウイルスを体内に接種し、抗体により発症を抑える予防法です。但し、完全に発症を防ぐというものではなく、その年の流行するウイルスを予測してワクチンをつくります。これにより、発症後の重症化や合併症の予防効果が期待できます。
※ワクチンの効果は接後2週間~5ヶ月程度です。ワクチンを接種してから抗体がつくらインフルエンザの流行期は、例年12月~3月ごろまでなので、早めに接種しておきましょう。特にお子様・高齢者様は接種しておくことをおすすめします。
また、感染を防ぐために、「人ごみにでない」「手洗い・うがいの励行」「マスクの着用」を心がけましょう。特にマスクの着用は、罹患者が周囲にウイルスを拡散しないためにも有効です。感染しないよう、感染させないように予防意識を持つことが大切です。
インフルエンザワクチン予防接種、ご相談は03-5761-9091まで。